地域でSDGsの課題に向き合う取組みを
「アートの視点からエンパワメントする」ことを通して、
「誰一人取り残さない」社会づくりに寄与するプロジェクトです。
『赤鼻のマントヒヒ』(2015) 上野和子/たんぽぽの家アートセンターHANA
超高齢化社会のただなかで、いつまでも元気でいたい、地域の人たちとつながりたい、誰かの役に立ちたいという人が増えています。
わたしたちが実現したいのは、長い人生のどんな局面でもその人らしく生きられる、豊かな社会です。その豊かさをつくるひとつのヒントは、創造的な活動、アートやものづくりに関わることです。その人の存在が輝き、多くの人に届くアートの力が、経済的な発展だけではない、人々の精神の充足に欠かせません。
今回は、表現することをとおして、その人らしく生きる実践をしている事例を紹介します。会場内では、展覧会やストアもオープン。ぜひご来場ください!
近畿ろうきん肥後橋ビルでイベントを行います。
関心のある部分に参加いただいても、
通しての参加も大歓迎です。
年を重ねていくこと、生きることと表現をすることの
つながりについて一緒に考えたいと思います。
10:00〜11:30(受付9:30〜)
自分の手がこれまでに触れ、経験し、手に入れ、手放したことやもの。それらを言葉や身体で表現しましょう。このワークショップは、シニア世代の表現活動をサポートする「50歳からのハローシアター」がコロナ禍に実施したプログラムをベースにしています。演劇経験のない方大歓迎!
- 定員:15名
- ファシリテーター:細見佳代、50歳からのハローシアターの俳優のみなさん
13:30~15:30(受付13:00〜)
年齢を重ねることで変化する心身や環境。それぞれに向き合いながら人生をよりよく生きるためにはどんな方法や考え方があるのでしょうか。「紙芝居劇むすび」「50歳からのハローシアター」の取り組みから、そのヒントを議論します。フォーラム内では両団体の公演もおこないます。
- 定員:50人
- 出演:紙芝居劇むすび、50歳からのハローシアター
- 登壇者:細見佳代(50歳からのハローシアター主宰)、石橋友美(紙芝居劇むすびマネージャー)
- 進行:岡部太郎(一般財団法人たんぽぽの家常務理事)
*情報保障について:フォーラムの開催中は会場内で字幕表示をします。
10:00〜15:30
表現活動をしてきた障害のある人の作品はその人の人生と深く結びついています。作品と作家のこれまでの生活の物語を紹介します。
- 出展作家(名前をクリックすると作品がご覧いただけます)
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上野和子(たんぽぽの家 アートセンターHANA)
profile
上野和子(うえのかずこ)
1950年生まれ 奈良県在住
1985年よりたんぽぽの家で活動を始める。
絵筆をかろやかに滑らせるのは左足。何枚も描き重ね、足の感覚を養ってきた。シンプルに簡略化された色彩でそこにある「生命力」を描き出す。生きているものの躍動感を表現するためにそれを描く彼女自身も、笑顔が絶えないパワフルな生きものだ。 -
濱中 徹
profile
濱中 徹(はまなかとおる)
1948年生まれ 京都府在住
19歳から独学で表現活動を始める。画材会社の主催するコンペなどに常連で入選しながら、独自のペースで創作を継続してきた。宮沢賢治や古今東西の童話、テレビ番組のアニメーションなどからヒントを得て、浮かんできた言葉と図形を手元のメモ帳に記録する。それらの素材を組み合わせて繊細で緻密な構成力によってオリジナルの作風をうみだす。定規やコンパスを用いながら、温かみのある世界を描く。作品タイトルも含めて濱中の世界感が隅々まで散りばめられている。 -
髙田千惠子(アトリエ創佳舎)
profile
髙田千惠子(たかだちえこ)
1960年生まれ。奈良県在住
社会福祉法人在友会フレンズまきばアトリエ 創佳舎に所属。
2012年より、フレンズまきばで生活をはじめる以前は、施設のことも、世間のことも知らないことだらけだった。新たな環境の変化のなかで、絵を描く楽しさに気づく。初出品したコンクール「かんでんコラボ・アート21」では、審査員特別賞を受賞、独特の文字と色彩感覚で周囲を驚かせた。気が向いたときだけ描く、という独自のペースで制作する表現者である。
10:00~15:30
障害のある作家の作品や、福祉施設でつくられたユニークなプロダクトを扱うGood Job!センター香芝が1日限りの出店。当日は会場内にて、障害や高齢化と表現に関する商品や書籍を販売します。
パートナー団体
⦿ 50歳からのハローシアター(京都)
細見佳代(演技指導/演出)、山田珠実(ダンサー/振付家)が関西・京都を中心に、シニア世代の表現活動をサポートするプロジェクト。 長い人生を歩んでこられたシニア世代の方がもっている、多くの経験、さまざまな知恵、深い感性。「50歳からのハローシアター」は、そうしたシニア世代の心と体に蓄えられた魅力を、演劇やダンスなどのアートを通して表現することをめざしている。
⦿ 紙芝居劇むすび(大阪)
西成区の釜ヶ崎で活動する紙芝居劇団。複数のメンバーが面をつけ、ひとり一役で朗読するユニークな紙芝居が特徴で、保育園から地域のまつりなど、地域や年代を問わず活動の幅を広げている。2007年にはロンドン公演、その後も宮城県の緩和ケアクリニックやケニアのスラムにあるこどもの施設などと交流をしてきた。戦争やリストラ、野宿を乗り越えた初期のメンバーの後に続き、現在は団塊の世代を中心とした第3期を結成。バラエティー豊かなメンバーが活躍している。
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一般財団法人たんぽぽの家(担当:岡部・中島)
Tel 0742-43-7055/Fax 0742-49-5501
Email ableart@popo.or.jp
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